新潟市環境対策課に申し入れ

平成23年8月26日、脱原発をめざす新潟市民フォーラムの方々と一緒に新潟市環境部環境対策課あてに要請書を提出し、話し合いの場を持たせていただきました。

市からは、環境対策課、保健所、教育委員会 から計6名の方が出席してくださいました。
当日は子連れのお母さんたちも参加し、子どもたちの健康を心配する生の声を市の職員の方々に聞いていただきました。土壌を含む放射線量の詳細な測定の希望、飲食物に関する長期にわたる安心・安全への配慮へのとりくみ、これらの件について市民の声を真撃に検討・実行できる体制の構築などを提案しました。

 

 

【放射能から子どもを守ろう新潟ネットワークと新潟市への要請と話し合いの報告】

日時:8月26日(金)10 時半から12 時過ぎまで。
会場:新潟市役所・白山浦庁舎

要請側は、男3 人、女12 人(子育て中のお母さん方9 名)ブラス子どもたち13 人でした。
市役所側は6 名;環境対策課・大気係、教育委員会保健管理課、保健所食の安全推進課のみなさんでした。
要請内容の概略としては、

  • 土壌を含む放射線量の詳細な測定と一般市民がわかりやすく知りやすいような公表。
  • 食べ物、飲み物についての長期にわたる安心、安全を考慮した取り組み
  • 放射線測定、行政として安全・安心できる食料飲料を紹介できるシステムの検討。
  • 上記およびその他これから必要と判断できる環境対策などについて、
  • 市民の声を真撃に検討・実行できる体制の構築にむけ努力してほしい。

1から3に沿ってまず石山が代表して要請書を読み上げ、そのあと各お母さんたちから直接市に対して意見を発言していく形でした。
以下、質問→ 回答で整理。

 

①測定をもっと多くの場所で信頼できる数値で行ってほしい

横浜市や山形市では保育園や幼稚園、小中学校や公園など多く測定している。それに比べ、新潟市16 か所とはあまりに少ない。
保育園は土ぼこりが多く、子どもはそれらをまとって遊んでいる。それを見ると、不安。空間測定だけではわかりません。積算量の測定も必要でないか。また、「大丈夫」といわれても数値から判断するしかないのではないか。
(回答)
曽和に測定器があるが現状では大きな異常がない。
5 月から8 区の小中学校で図りHP にUP している。8 月分は26 日発表する。
幼稚園保育園でも順次園庭での測定をしている。
(保育園は保育課。幼稚園は子ども未来課 が管理)
測定機械は市にはないため県や薬科大学から借りており、数が少ないので時間がかかっている。(← これに対しては、ランダムに選んだ園だけでなくすべての園を測定していただくよう要請しました。眞部)

 

②インターネット環境のないお母さんでも日常的に生活しながら情報に触れられる機会を作ってほしい。

ネットが使えないお母さんたちにもわかるようにいろんな形で市として情報発信してほしい。
(例:市報、ポスター、公民館での講習会などの啓もう活動など)
また、HP の見方がよくわからない人たちのために、HP の情報の見方を市報に載せてほしい。
親だけでなく周りの人も注意できるよう子どもたちを放射線をできるだけ受けない注意点や方法など も記載してほしい、と思います。
(回答)
ネット環境に関しては、PC だけでなくモバイルにも対応している。また、新聞や市報などにも更に積極的に載せるようにしていきたい。
HP は TOP→ 東日本大震災→ 放射能に関すること→ 測定結果
市民の勉強会「さわやかトーク宅配便」 というものがあるので、市民から要望があれば対応する。
*「さわやかトーク宅配便」 新潟市の施策です。ホームページでは「市職員を派遣することができるテーマを市民の皆さんにお示しし、団体・グループ等の皆さんから指定していただいた会場に市職員が出向き、市役所の事業や施策について説明するとともに、意見交換を行います。」「概ね午前10 時~ 午後9 時の間2 時間以内、土・日・祝日でも可、会場は市民側で手配、職員への費用等は不要」となっています。

 

 

 

③ 3 月11 日以前と以後の汚染度の違いについての把握が必要でないか。

空間線量も大事だが、接する土を調べるべき(野中先生のお話参考)市や教育者の知識不足が気になるので、勉強会などを開いてほしい。食材の安全に関しては、 生産者対消費者 という対立を避けるような配慮をしてほしい。茨城県河内町ではシンチレーション式測定器を導入し、市民が無料で食材を測定できる。新潟でも是非導入を検討してほしい。
(回答)
日本原子力安全研究所の資料によると 新潟市の測定数値は低め。
土壌測定現在検討中。
積算値に関しては、県が機械を貸し出していて、毎日8 区の区役所で測定し、公表間近。

食品についての回答(保健所担当より)
食の検査体制について –
現状では国の原子力対策本部から福島とその周辺17都県に関して検査計画作成中。(国から県への指示)
県内産で流通量の多いものから優先的に検査(月100 kg 以上、三カ月連続出荷のもの)–
7 月24 日現在、544件検査 基準値以上でていない。
県は6機ゲルマニウムの高性能検査機を所持。4 機は柏崎刈羽原発向けで、あと2 機で運用中。
市でも、市長が検査機の導入を検討している。
市としてどういう役割をになうべきか、市らしい物の検査を更にどうやってしていくか検討中。
では、基準値以下のものに対してどうなのか。小さい子供のいるお母さんたちは基準値以下でも気になると思うが以下のことを参考にしてほしい。
* JAS 法の基づいた 原産地の表示
*牛に関しては個体識別番号
もし、ネット環境がなく個体識別番号が確認できないときは電話で保健所に問い合わせれば回答する。
ただ、国が安全基準をあの数値で提示している以上、立場としては流通している物は認めないというわけにはいかない。

 

給食に関して(教育委員会 田中さん)
市としてできることが少ない。
県内産優先を重視しているが、現場で使用を避けるように配慮はしてほしいが市として「県外産がだめ」とは言えない。
産地表示も朝食材の仕入れが決まり、時間的にぎりぎりなので手紙として出すには難しい。
校長へなるべく指導はしているが厳密な基準などは造れない。
できるだけ厳しく、緊張感をもって対応してほしい
他にも、お母さんたちからは
・「国の基準値を安全だと思っている方はこの場に一人もいない」
・「新潟市で独自の基準が作れないのか」
・「複数の核種の放射線量を合計すればとんでもない数値になります。「大丈夫」といわれても、5 年後たって甲状腺ガンでした、はないでしょう。だから不安になる。」
・「プールの清掃を子どもたちにやらせた学校もあったことを聞きました。この時期、子どもたちにこ
のようなことは控えるべきではないでしょうか。」
・「病院の食材にも気を配ってほしい。」
・「納得できる食材の測定システム‒誰もが気軽に測定できる‒をもうけて下さい。」
・「放射能が心配だというと変な別な目で見られる、そんな不安もあります。そんな状態を作り出す放射能を心配しなくてもすむ新潟市にしてください。」
など、するどい切り口の意見も活発に出て、市役所職員がたじたじとなる姿もみられました。

 

④汚泥の処理方法はどうなっているのか。

まだ国から明らかにされていない。各自除染したそれぞれの場所に置いてある。
先日の水害以降福島から流れた江南区の土砂の測定では高い数値でていない。
最後に、新潟市環境対策課野口課長補佐は、
「今日、みなさんと話し合いができてよかったと思っています。
これからはみなさんが不安でないように情報を発信し、緊張感をもって仕事していきたいと思っていま
す。」と述べました。
市民側は、「今後とも継続的に話し合いを持っていただきたい。」と要請して、終了しました。
以上  ( 真部 , 石山 )( 文;石山 )

 
— 終了後の懇談会で — 
・市役所へ私たちの思いを伝えることができてよかった。
・子どもたちと一緒に市役所に臨場感を持って訴えることができ、迫力があったのでないか。
・市役所の前向きな施策には- 例えば園の放射線測定などで手伝い可能であれば- 私たちも参加したらどうか。
・市役所の担当者含め放射線に対する認識が甘い、例えば松井英介さんなどの講演に市側が参加できるよう働きかけたらどうか。
・「さわやかトーク宅配便」の活用も考えたらどうか。

・お医者さん、特に小児科医の方たちを私たちの方にまきこめるような働きかけが必要と思う。
・さまざまないろいろな人たちに呼びかけ、話し合いたい。
( 提 案 ) 以下について、ご意見ください。
これからも「放射能から子どもたちを守ろう新潟ネットワーク」として継続的に市役所と話し合い、また、それぞれの情報やら思いなどを交流するML に参加しませんか。


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