食品の放射能汚染 セシウム 3か所で検査

食品の放射能汚染に関する県民の関心が高まっていることから、県は25日、県民が持ち込んだ食材などの放射性物質検査を県内3か所で行う方針を決めた。来年3月までに検査を開始する予定だが、検査機器の確保に時間がかかっており、検査場所や料金などは今後決める。

県によると、東京電力福島第一原子力発電所の事故後、県民から「野菜や果物などの放射性物質がどの程度付着しているか自分で調べたい」という問い合わせが相次いだため、県が検査体制を整備することを決めた。民間業者に委託して検査をする方向で調整を進めている。

測定できるのは放射性セシウム134と137。検査対象は、スーパーや商店で購入した生鮮食料品のほか、家庭菜園や学校などで栽培した野菜、井戸水などを想定している。上越、中越、下越の3地区に検査場所を置き、検査機器を各2台ずつ配備する予定。

県民が持ち込んだ野菜の場合、10~20分程度で結果が判明する。仮に国の基準値を超えた場合には、県は、流通ルートの把握など詳細な調査を行いたい考えだ。

市民が持ち込んだ食品の検査はすでに福島県が今月24日から始めているほか、茨城県龍ヶ崎市などでも実施している。いずれも無料で行っており、予約が殺到するケースが相次いでいるという。このため、県は有料にすることも検討しているという。

千葉県柏市では、民間企業が10月に同様の施設を作り、有料で検査を行っている。最低980円と比較的値段が安いことから、利用者はすでに1000人を超える人気ぶりで、コメや野菜のほか、自宅の土の測定が目立つという。

泉田知事は25日の定例記者会見で、「小さな子供のいる親の心配は尽きない。自ら確認できる体制を本県でも作りたい」と述べた。    (2011年11月26日  読売新聞


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